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音楽を中心に興味ある物を、うろ覚えであっても個人的な主観から妄想ぎみに語る。
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浦賀和宏
松浦純菜、八木剛士シリーズ7作目 「堕ちた天使と金色の悪魔」

前作が松浦純菜の視点から描かれたのに対して、今作は八木剛士の視点で前々作直後からのストーリーを振り返る。

主人公でありながら、読者からの共感という言葉すら拒否する剛士。
不細工かつ苛められ子でモテナイ男に、可愛い女の子が接近してくるという羨ましい限りな設定なのに少しも羨ましくない。恐ろしくマイナスな思考かつ、被害者意識の塊であるが故に、共感できない性格。なのに無敵という厄介なキャラ剛士。

今作では、その無敵ぶりが精神面への強化につながり、益々嫌な奴になっていく剛士。それなのに美少女二人の間で揺れ動き悩む剛士。

前作が松浦純菜の内面を描き、どうかと思うほどラブコメチックな展開で未来が明るいと思わせておきながら、ギクシャクする二人。しまいには、ラブコメ的には禁じてなSEXとゲイまで描かれる。

それまでならまだしも、複線の回収の目処が立たない状況で急遽ミステリー的、禁じ手、主人公犯人的展開を最後に持ってくる(勿論そんな事ないだろうけど)。はっきり言って、これほどまでに展開が読めない作品になろうとは、思いませんでした。最初の2作はラブコメ要素重視の軽いミステリーだったのに、3作目ぐらいから剛士の暴走に拍車がかかり、遠いところまでやって参りました。暴走は主張に表れ、世間やクラスメートに対する反発に留まらず、右よりな意見をかましまくるまでに至る。

前作で幸せな結末を予想した私は考えが甘かった。
堕ちるところまで堕ちるラストもありえる、予測不能な作品。

全て続けて読まないといけないところだけが難点、元々そういう作風の人でしたが。



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テーマ:オススメ本 - ジャンル:小説・文学




















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